江戸川競艇を予想するときに、 初心者が見落としやすい情報の一つが潮位表です。
潮位表を見ると、満潮と干潮の時刻だけでなく、 レース中に潮が上がっているのか、下がっているのかも確認できます。
この記事では、潮位表に書かれている数字の意味と、 江戸川競艇の予想へ生かす基本的な使い方を初心者向けに解説します。
潮位表とは何か
潮位表とは、時間ごとの水位の変化や、 満潮・干潮の時刻を確認するための表です。
江戸川競艇は自然の河川を利用しているため、 海の満ち引きによって水位や水の流れが変化します。
そのため潮位表は、 江戸川の水面状況を考えるための重要な資料になります。
- 満潮になる時刻
- 干潮になる時刻
- 満潮時の水位
- 干潮時の水位
- 現在が上げ潮か下げ潮か
- 潮止まりまでのおおよその時間
潮位表を見る目的は、 高い水位か低い水位かを知ることだけではありません。
現在どちらへ潮が動いているのか、 どの程度水位が変化しているのかを確認することが重要です。
最初に覚えたい潮位表の基本用語
潮位表を使う前に、 満潮、干潮、上げ潮、下げ潮、潮止まりの意味を覚えておきましょう。
満潮
満潮とは、潮が満ちて水位が高くなった状態です。
満潮時刻に近づくにつれて水位が上がり、 その後は徐々に水位が下がり始めます。
干潮
干潮とは、潮が引いて水位が低くなった状態です。
干潮時刻を過ぎると、 その後は再び水位が上がり始めます。
上げ潮
上げ潮とは、干潮から満潮へ向かって、 水位が上昇している時間帯です。
水がどの程度動いているかによって、 スタートやターンへの影響が変わります。
下げ潮
下げ潮とは、満潮から干潮へ向かって、 水位が低下している時間帯です。
干潮へ向かっているからといって、 必ず水面が穏やかになるわけではありません。
潮止まり
潮止まりとは、満潮や干潮の前後で、 潮の流れが一時的に弱まる状態です。
艇が潮流で流されにくくなり、 枠番やモーター性能を比較しやすくなる場合があります。
- 満潮=水位が高い
- 干潮=水位が低い
- 上げ潮=水位が上昇中
- 下げ潮=水位が下降中
- 潮止まり=潮の動きが弱まる時間帯
潮位表の基本的な見方
潮位表を確認するときは、 最初から細かな数字をすべて覚える必要はありません。
初心者は、次の順番で確認すると分かりやすくなります。
- 開催日の日付を確認する
- 満潮と干潮の時刻を見る
- 予想するレースの発走時刻を見る
- その時刻が上げ潮か下げ潮か判断する
- 満潮・干潮までの残り時間を確認する
- 水位差が大きいか小さいかを見る
開催日を間違えない
潮位は日ごとに変化するため、 必ず予想する開催日と同じ日の潮位表を確認します。
前日や翌日の潮位表を使わないように注意しましょう。
満潮・干潮時刻を確認する
まずは、その日に満潮と干潮が何時ごろ訪れるのかを確認します。
江戸川のレース開催時間と重なる満潮・干潮を見つけましょう。
レース時刻を間に置く
予想するレースの発走時刻が、 満潮と干潮のどちらの間にあるかを見ます。
干潮から満潮の間なら上げ潮、 満潮から干潮の間なら下げ潮です。
満潮・干潮までの距離を見る
レース時刻が満潮や干潮に近いほど、 潮止まり付近になる可能性があります。
反対に満潮と干潮の中間付近では、 潮が動いている可能性を考えます。
水位差を確認する
満潮時と干潮時の水位差が大きい日は、 潮の動きが強くなる可能性があります。
ただし、水位差だけで実際の潮流の強さを断定しないようにしましょう。
レース時刻と潮位を照らし合わせる方法
潮位表を予想へ使うには、 満潮・干潮の時刻とレース発走時刻を照らし合わせます。
干潮後のレース
干潮を過ぎた後のレースは、 基本的に上げ潮の時間帯になります。
水位が上昇しながら、 潮流がどの程度強くなっているかを確認しましょう。
満潮前のレース
満潮前は上げ潮ですが、 満潮へ近づくにつれて潮の動きが弱まる場合があります。
直前レースで艇の横流れが小さくなっていれば、 潮止まりに近づいている可能性があります。
満潮後のレース
満潮を過ぎた後は、 基本的に下げ潮の時間帯へ移ります。
潮の向きが切り替わり始めるため、 満潮前の水面傾向が続くとは限りません。
干潮前のレース
干潮前は下げ潮ですが、 干潮へ近づくにつれて潮の動きが弱まる可能性があります。
風と波も弱ければ、 インや内枠を評価しやすくなる場合があります。
満潮・干潮の直前直後
潮止まりや潮の反転が起こる時間帯です。
直前レースと展示を確認し、 実際に潮が弱まっているのか、反転し始めているのかを判断しましょう。
潮位グラフがある場合の見方
潮位表には、時刻と数字だけでなく、 水位の変化を線で示したグラフが掲載されている場合があります。
線が上向きなら上げ潮
グラフの線が右上へ向かっていれば、 水位が上昇している上げ潮です。
傾きが急なほど、 水位の変化が大きい時間帯と考えられます。
線が下向きなら下げ潮
グラフの線が右下へ向かっていれば、 水位が低下している下げ潮です。
傾きが急な場合は、 潮流の影響が出る可能性を考えます。
山の頂点が満潮
潮位グラフの高い山の頂点付近が満潮です。
頂点に近づくにつれて、 水位の上昇が緩やかになることがあります。
谷の底が干潮
グラフの低い谷の底付近が干潮です。
谷の底へ近づくにつれて、 水位の低下が緩やかになる場合があります。
線が平らなら潮止まりに近い
グラフの傾きが小さく、 水位変化が緩やかな部分は潮止まりに近い可能性があります。
ただし、実際の河川の流れが完全に止まっているとは限りません。
- 右上がり=上げ潮
- 右下がり=下げ潮
- 山の頂点=満潮付近
- 谷の底=干潮付近
- 傾きが小さい=潮止まりに近い可能性
潮位表を予想へ生かす方法
潮位表を確認したら、 次に風、展示、選手、モーターと組み合わせます。
潮位表だけで軸を決めるのではなく、 展開予想を補強するために使いましょう。
潮止まり付近ならインを確認する
潮流が弱まりそうな時間帯は、 1号艇がターンマークの近くを回りやすくなる場合があります。
1号艇のスタート、出足、回り足が良ければ、 イン逃げを中心に考えられます。
潮が動いているなら差しを確認する
潮流によって1号艇が外へ流れている場合は、 2号艇の差し場が広がります。
2号艇の出足と回り足が良ければ、 差しを1着候補にできます。
内側2艇が流れるなら3号艇を見る
1号艇と2号艇がともに外へ流れている場合は、 3号艇にまくり差しの進路が生まれます。
内側へ切り込める選手と、 回り足の良い艇を評価しましょう。
潮止まり直後は傾向変化に注意する
満潮や干潮を過ぎると、 潮の向きが少しずつ変わり始めます。
前のレースでインが強くても、 次のレースで同じ傾向が続くとは限りません。
- 現在が上げ潮か下げ潮か
- 満潮・干潮まで何時間あるか
- 潮位差が大きい日か
- 直前レースで艇が流れていたか
- 1号艇のターンが小さいか
- 2号艇の差し足が良いか
潮位表と風向きを組み合わせる
江戸川では、潮位表だけでなく、 風向きと風速を組み合わせることで予想精度を高めやすくなります。
潮止まりと無風
潮流と風の影響がともに弱ければ、 枠番、選手、モーターを素直に評価しやすくなります。
1号艇の条件が整っていれば、 インを中心に組み立てやすい場面です。
上げ潮と追い風
潮流と追い風によって、 1号艇が1マークで外へ流れる場合があります。
2号艇の差しや、 3号艇のまくり差しを確認しましょう。
下げ潮と向かい風
水位が下がっていても、 向かい風が強ければスロー勢のスタートが届きにくくなることがあります。
3号艇や4号艇のスタートと伸びを再評価します。
潮流と風が反対方向
風と水の流れがぶつかると、 細かな波やうねりが発生しやすくなります。
直線の伸びよりも、 出足、回り足、選手の江戸川適性を重視しましょう。
潮位表と展示を組み合わせる
潮位表で水面変化を予測した後は、 展示で実際にその影響が出ているかを確認します。
艇が横へ流れていないか
潮が動いている時間帯でも、 すべての艇が同じように流されるわけではありません。
少ない修正で真っすぐ走れている選手を評価しましょう。
1号艇のターンを見る
1号艇がターンマークから離れている場合は、 潮流や回り足の弱さが影響している可能性があります。
2号艇の差し評価を上げる材料になります。
2号艇の出口の押しを見る
差し場が生まれても、 2号艇に出足がなければ1号艇へ届きません。
ターン出口で前へ押しているかを確認しましょう。
センター艇の小回りを見る
潮流が強い日は、 外を握って大きく回る艇よりも内側へ切り込める艇が有利です。
まくり差しを選べる選手を評価します。
展示後の潮位変化を考える
展示時刻と本番時刻の間にも、 水位や潮流は少しずつ変化します。
満潮や干潮の直前直後では、 展示時と本番時で条件が変わる可能性があります。
- 潮位表で上げ潮・下げ潮を確認する
- 潮止まりまでの時間を見る
- 展示で艇の横流れを確認する
- 1号艇の旋回半径を見る
- 2号艇とセンター艇の回り足を比較する
直前レースから潮位表の情報を確認する
潮位表から予測した水面傾向が正しいかどうかは、 直前レースの内容で確認できます。
1号艇が流れているか
1号艇がターンで外へ流れて差されている場合は、 潮流の影響が残っている可能性があります。
次のレースでも2号艇や3号艇を評価しましょう。
イン逃げが続いているか
1号艇が小さく回って逃げ切るレースが続いていれば、 水面が安定している可能性があります。
潮止まり付近なら、 次のレースでもイン中心で考えやすくなります。
差しが増えているか
2コース差しが複数レースで届いている場合は、 1号艇が流れやすい水面かもしれません。
2号艇の出足が良いレースを選びましょう。
潮の反転前後を確認する
満潮や干潮を挟む場合は、 前のレースと次のレースで潮の向きが変わり始めることがあります。
直前レースの結果をそのまま使わず、 展示と最新の水面情報を優先しましょう。
潮位表を使った舟券の組み立て方
潮位表を舟券へ使うときは、 最初に1号艇が潮流の中でも先に回れるかを判断します。
潮止まり付近で1号艇が安定している
風や波も弱く、 1号艇のスタートと回り足が良ければイン逃げを中心にします。
相手は2号艇と3号艇を中心に絞りやすくなります。
潮が動き1号艇が流れている
展示で1号艇のターンが膨らんでいれば、 2号艇の差しを1着候補にします。
1号艇を2着へ残す形と、 3号艇が続く形を比較しましょう。
内側2艇が流れている
1号艇と2号艇の間へ、 3号艇がまくり差しで切り込む展開を考えます。
4号艇や5号艇に展開が向くかも確認しましょう。
潮の反転直後
直前までの水面傾向が変わる可能性があります。
展示で新しい潮流の影響を判断できない場合は、 見送ることも選択肢です。
- レース時刻は上げ潮か下げ潮か
- 満潮・干潮まで何分程度か
- 直前レースで艇が流れているか
- 1号艇の回り足は安定しているか
- 2号艇に差し切る出足があるか
- 潮の反転が近くないか
初心者が潮位表を見るときの注意点
- 満潮だから必ず差しと決める
- 干潮だから必ずイン逃げと考える
- 満潮・干潮時刻だけを見る
- 潮位と潮流を同じ意味だと考える
- 潮止まりを正確な一瞬だと考える
- 風向きや波高を確認しない
- 潮位表だけで買い目を決める
潮位表は非常に役立つ情報ですが、 実際の水面を完全に再現するものではありません。
潮位表で水面の変化を予測し、 展示と直前レースで答え合わせをする使い方が基本です。
まとめ
江戸川競艇の潮位表では、 満潮、干潮、水位、上げ潮、下げ潮を確認できます。
初心者は、満潮と干潮の時刻を確認した後、 予想するレースが上げ潮と下げ潮のどちらに当たるかを見ましょう。
満潮や干潮に近ければ潮止まり、 中間付近なら潮が動いている可能性を考えます。
潮止まり付近ではイン、 潮流で1号艇が流れている場合は2コース差しや3コースのまくり差しが候補になります。
ただし、潮位表だけで結論を出さず、 風向き、波高、展示、直前レースを組み合わせることが重要です。
江戸川競艇の潮位表は、 当てるための答えではなく、水面変化を先に予測するための地図として使いましょう。

